ため息の日本語教師

来月後半に市民大学で日本文化紹介の小さなイベントを企画しています。 あと一ヶ月で今のコースが終わるため、その後の生徒集めのPRも兼ねて、というアイディアです。 担当マネージャには以前から軽く話をし、既にかなり乗り気なことは知っていました。 そして先日、簡単な企画書と予算表を見せたときの会話。


私: 巻き寿司体験とか折り紙したり、あとは簡単な立食パーティ程度のものですが。 自分のクラスの生徒だけじゃなくて、他にも参加者を募ろうと思うんですよ。 20人くらいまで。
マネージャ: いいわねえ! 学校のスタッフや他のクラスの先生達も呼びましょう。
私: (ん? なんか勘違いしてる? でも無視して) 一人200ディナールくらいの参加費で足りるかと・・・。
マ: 参加費取るの?
私: 学校から予算出るんですか?
マ: もちろん。
私: それはいいですね。 参加者を募るポスターなども用意します。
マ: スタッフや先生方で20人くらいにはなるからそれは要らないでしょう。 (←すっかりその気)
私: いえ、これは今後の生徒集めの宣伝も兼ねてと思っていますから・・・(企画書の最初に書いとるっつーの) ご希望ならスタッフと先生向けには別の機会を設けますよ。
マ: あ・・・そうなの・・・? じゃあ、予算を出すのは難しいかしらね。 ローカルテレビなんかでも宣伝しなきゃ。
私: 学内と近辺のポスターくらいで十分と思うんですが・・・ (たかが20人程度集めるのになんでTVCMなんじゃ)


この短い会話でいろんなことが見えてきます・・・
生徒集めの宣伝なんてそんな予算はないし講師の交通費すら厳しい一方で、自分たちのレクリエーションに出すカネはある。 (逆じゃんふつう!) 宣伝というと大げさに考えて適当さっていうのを知らない。 書類を読んでも自分の考えと違うことは全然頭に入ってない。 (警察での運転免許申請で、あれこれ書類を用意させられたあげく免許証には国籍「KINA(中国)」と記入されたのを思い出す)
もうほんとにトホホ。 生徒集めには適度にお金をかけて収入を増やして、スタッフの基本待遇や学校の設備をきちんと、って方向になんで考えないのかなあ。 社会主義体質だか共産主義体質だか知らないけど、もう少しビジネスっていうものをお勉強したらどうですか。


まあ、この担当マネージャがとりわけピントの外れた人なのかもしれないんですけどね。 とにかく自分も参加したくて楽しみにしてたんでしょうか。 だったらカワイイ? まあ悪い人じゃないんだけどほっとくと何を言い出すかわからないんで、同席していたダンナサマがとうとう「まあ、基本的に準備はこちらに任せてもらえますか? ご協力を仰ぐときはお願いしますので」とピシャリ抑えてくれました。


ほんとにもー、疲れるったら。(^^;)