ニシュの日本文化月間3

以前、日本料理の紹介イベントを企画している話を書きましたが、今回のイベント主催団体に会ったとき、いいチャンスだと思い持ち寄ってみました。 市民大学は、私の日本語講座が間もなく産休にかかるので、プロモーションにもう消極的だったのです。
そしたら意外にもすんなり実現。 というわけである日曜日の午後、主催者の一人が経営しているインド料理レストランを借りて、“Suši Radionica”(スシ・ワークショップ)が開かれる運びとなりました。 1枚200ディナールで25人分用意したチケットは前日までに完売。


寿司は細巻(カッパ&ツナ)、握り(厚焼き玉子)に決定。 それだけじゃ物足りないのでほうれん草のごまあえとキャベツの味噌汁、デザートにミニどら焼きというメニューとしました。 ミニどら焼きはsnow62さんからもらったアイディアです。 小豆は自然食品店で手に入ります。 セルビアでは豆を甘く煮ることは決してないそうですが、snowさんによるとどらやきは好評だったそうです。
ドラえもんが見たら泣いて喜びそうな


寿司飯や具、ごまあえとどら焼きは自宅で用意し、あとは簡単にレストランのキッチンで準備できるものばかりにして行くことに。 「スシ」についての簡単な基礎知識と調理法、その他の料理のレシピも2品ほど加えたミニ冊子も人数分用意しました。 もちろんダンナサマの手を借りて全部セルビア語です。
寿司ワークショップのミニ冊子


こうして、満を持して挑んだ当日、狭い店にはまたまたテレビ取材や見学だけの人もやって来てぎゅうぎゅうづめ、キッチンスペースまで人があふれてもうワケ分からないことになりました。 午後2時、ダンナサマの通訳とともに、軽くあいさつしてメニューの紹介をしてスシレクチャー開始です。
参加者は4グループに分けて、各テーブルに巻きすや材料を準備しました。 海苔がメチャクチャ高価なので(全形たった5枚のパックで400ディナール[約670円]!)巻くのは1人1本の割り当てです。
ごはんはたくさん乗せすぎないようにね、キュウリは手前に置いてね、などと説明しながらクルクルっと巻いて見せると、みんな「もう待てねぇー!」とばかり一斉にスタート。まあ、巻くだけでいいように準備してるので簡単なもんです。


それにしても、神妙に聞いていたのも最初だけ、あとはもうワイワイガヤガヤとやってます。 「皆さんが巻き終わったら切り方を説明しますからー」、「玉子の握りをこれから説明しまーす」と言っても全然聞いてないし。 巻けたらやっぱり、「もう食べるの待てねぇー!」とばかりに、醤油はぁ?と聞かれたり、なんかもうカオス状態に・・・ 小皿も箸もまだ出してないんですが。
日本語教室の生徒もみんな来てくれました


つづく・・・