スラバ!(後編)

スラバの話まだ引っ張ってます。 (だいたい料理の話を詳しく書きすぎ >自分)


さて、怒涛の第2部、準備は万端・・・どっからでもいらっしゃい。
テーブルセッティングは万端!


スラバは、一度招待した人は翌年からわざわざ呼ばなくても来ることになっているものなのだそうです。 呼ばれたスラバの日は覚えているのが客の礼儀なのでしょう。 それでだいたい20名弱とは思うものの、実は誰がくるかははっきりとはしませんでした。 8時過ぎからチラホラと集まり始めましたが、残念なことにキャンセルの連絡も3件あって(普通カップルで来るのでつまり6名欠席)、テーブルがまだ半分以上空いています。 あんまり空席があるのもカッチョ悪いな〜と思ってたところ、急遽呼んだ友人達が3組ともOKで来てもらえることになりました。 9時前にはほぼ全部埋まり一安心。
皆さまおそろい


この第2部は、昼のようなセレモニーはしません。 来た順に席についてもらってジト、そして飲み物を勧め、しばらくしてから食事を始めるという感じです。
お料理の感想はだいたい親族と同じ。 お醤油LOVEな人がまた増えました。 肉だけでなくチーズパイにもパンにも、もう何にでも。
だいたい皿が空になったのを見計らって次の料理を出したり、飲み物が途切れないよう気を配ったり合間に洗い物をしたり、ホストはあまり座って話す暇がありません。 でもダンナサマが始終こまごまと動いてくれたのと、みんなが妊娠中の私の身体を気遣ってくれたこともあり、とても助かりました。 
デザートは第1部の教訓を生かして、私の作った3品を先に、義母の2品を後出しするという作戦を実行。 成功したかな。


ところで日本からつれてきたうちのネコのあんちゃん。 東京で彼女と二人暮しをしていた頃はたまの来客にも隠れるシャイな子だったのに、一度実家に引っ越して家族が増え、さらにセルビアに来てからはすっかり別人(別ネコ)のようです。 今では初めての客のひざに乗るのも平気。 この日も主賓席(そんなものはないのだけど、位置的に)に陣取って、スラバの間中動くことはありませんでした。 一応ホストネコとしての役割を自覚していたのでしょう・・・なわけないか。 お客がネコ好きの人ばかりでよかった。
主賓席から動かないあんちゃん


いやぁ〜しかしみんなよく喋ること。 仕入れておいたジョークや面白ネタをみんなが競って披露して、夜がふけるにつれ盛り上がります。 混じって爆笑できなかったのが残念でした。 アルコールもかなり入ってたはずだけど、グデングデンになる人は誰もいませんでした。 そういえばセルビアに来て以来、酔い潰れている人って見たことないな。


ようやく12時ごろから席を立つ人が現れ、最終的にお開きになったのは1時過ぎ。 片付けは翌日にしようかと思ったけど結局勢いでやり遂げました。 シャワーを浴びてベッドに入ったのは午前4時・・・ つ・か・れ・た〜。
でもみんな帰り際に「楽しかった、おいしかった」等ねぎらいの言葉をくれてとてもうれしかったです。 料理を手伝ってくれた義母や義妹に感謝しつつ、自分もよくがんばったねと満足して眠りについたのでした。