小中学校ストライキ

今週、ニシュ市内の小中学校で先生たちのストライキがありました。
完全ストというわけではなく、縮小授業をしたり校庭でアクティビティをしたところもあったようです。


ストの目的は無論、給与アップ。 でも、むやみに金額を上げろという要求ではなく、物価上昇分を反映した給与にして欲しい、という趣旨なのだそうです。
最初は、「公立学校の先生がストをするなんて!」と思った私ですが、それを聞いてなんともいえない気持ちになりました。
今では、ひと頃の狂ったようなインフレはさすがにないものの、2004年の数字で2.8%だそうです。 公務員の賃金はただでさえ安いと聞くのに、物価上昇分のベースアップもないというのでは・・・。 先生だって生きていかなきゃいけないですからね。 かわいい生徒のことはあるけれど、どうしてもストに踏み切らざるを得なかったのだろうなどと、いろいろ考えてしまいました。
結果がどう出たかは聞いていないのですが、とりあえず来週から完全授業再開だそうです。


肝心の生徒の反応は・・・。 私の知ってる11歳の男の子に話を聞くと、「今日の英語は授業を30分遅らせて始めたけどね、先生普段でも遅刻とかよくするからあんまり変わんないんだよねー、あははー」


・・・しんみり同情した気持ちのやり場に困る私でした。