告 白

その後のご報告です。
事故(というほどでもないけど)の翌日は雨が上がりました。 畑の中で夜明かししたかわいそうなRenault18は、義父が呼んだ応援2人とトラクターによって引上げられ、無事我が家に到着しました。
エンジンはちゃんと動くし、フロントだけの破損っぽいよと言われて一安心。 義父が後日洗車に来ると言うので、「そんなとんでもない! 私が洗います」と言うと、義母に「こういうことは男の人の仕事なの。 いい? 絶っっっっ対に洗っちゃダメよ」とクギをさされてしまいました。
それでもとにかく、車の様子だけでも自分で見ないわけにはいきませんでした。 確かにエンジンはOKそうで、フロントの破損以外には前左のドアがおかしくなってました。 閉めてもウィンドウ周りに隙間が・・・これってやばそう。 後はプロが見ないと何ともですが、とりあえずこの程度ですんだのは不幸中の幸いかも知れません。


ダンナサマの帰国後にいきなり知らせてショックを与えるより、だいたい状況も分かったから今伝えておく方がいいんじゃないかと思っていたところ、義父からも同じように言われて、ゆうべ打ち明けることにしました。
彼とはほぼ毎晩、メッセンジャーで連絡を取っています。 「実は事故っちゃって・・・」の告白に彼の最初の反応は「Great!」。 けがや他人の巻添えがないことを知ってからは、一通りの説明を受ける間全然動じた様子はなく、また一言の責めもありませんでした。 でもホントはどんな気持ちでいることだろう・・・。
彼には「とにかく身体の無事が一番で、あとはどうにでもなるから、もうこのことは考えないように。 これから自分の帰国までその話題は一切しないこと」と約束させられました。 うぅ、また泣けてくる。 彼のおじさんの言葉で「お金で済むものに高すぎるものはない」というのがあると教えてもらいました。


ところで、車が突っ込んだのはチェリーの若木の畑で、1本なぎ倒してしまいました。 畑のオーナーに謝りに行かなきゃと思うのですが、ダンナサマは「しょっちゅうやられてるんだから、その人だって分かってるんじゃない? むしろその人、畑の入り口にゲストブックでも用意しといたほうがいいよね」と笑うし、義母さえ「日本人の考え方ならそうかもしれないけど、大丈夫よほっといて」。 えぇ〜そうなのぉ・・・? 郷に入っては郷に従えでしょうか、でもこれだけは何だか引っかかっています。