うちってこんなところです

今日はとってもあったかい! 日中、日なたは20度以上になったのではないでしょうか。
つい4日前まで降っていた雪も、日陰のわずかな部分を残して、ほとんどなくなりました。

ここのところすっかり閉じこもっていた私ですが、気持ちが良いのでちょっと外に出て写真なんか撮ってみました。 今日はこのへんがどんな感じなのか、ご紹介してみようと思います。


まず、セルビア・モンテネグロ、そしてニシュ市。 東欧といっても意外と、ギリシャよりは西だったりします。
セルビア・モンテネグロとニシュの位置

サッカー好きなら誰でも知っているドラガン・"ピクシー"・ストイコビッチは、ニシュの生まれです。


私の家は、ニシュの北側の山手にあるクネズ・セロという地域にあり、ニシュ市街からは車で20分くらいです。 ニシュの様子は、また別の機会にご紹介しようと思います。
クネズ・セロの家並みは、昔のトルコの村という感じです。 赤い屋根に白い壁。 狭い道路が迷路のように入り組んで、車一台が通るのがやっとです。 舗装していない道も結構あるし、この家並みを通るときはなんだか大きくタイムスリップしたような気分になります。
クネズ・セロ


上の写真は、この辺を実際に撮ったものではないですが、近所の雰囲気は全くこの通りです。 うちはその家並みの中にあるわけではなく、写真だと右上にちょっと離れて建ってる家だと思っていただければ、だいたいこんな感じです。


そしてこれが我が家。
我が家!


この家は、こちらの両親がサマーハウスとして手作りで建てはじめたものです。 20数年前に整地から始めて、週末ごとに少しずつ、ほとんどを家族だけで作り上げたので、義父のすごい自慢です。今は私たち息子夫婦が住まいとして使っています。 地下と2階がありますが、2階はまだ完成していません。
上の写真は玄関側。 その反対側が家の南側で、日当たりの良い斜面になっている裏庭があり、そこにプラムやチェリー、りんごなどの実のなる木がたくさん植えてあります。
そして、裏庭の向こうにはニシュ市街を見下ろすことができます。 リビングにはこの裏庭とニシュ市街が見渡せる大きな窓があり、これがまた義父の自慢なのです。
下の写真は、昨年5月に撮った窓の外の風景です。 今はまだ枯れ木の山ですけど、初夏にはこんな風に緑がいっぱいになります。
窓から見た裏庭


こんな風に、環境はとってもいいんだけど、難点は車がないと買い物にも行けないところかな。 一番近いスーパーまでは車で15分くらい。 歩いて行ける近所にはちょっとした雑貨店しかありません。 ふだんの買い物は、仕事帰りのダンナサマにケイタイメールで頼むことが多いです。 
家の近くのバス停には市街と結ぶバスが来ますが、1時間に1本程度だし、いつも混んでるし、あまり気軽に使おうという気には・・・。 
車の運転は、時々ダンナサマの指導で練習しています。 マニュアルシフト車、左ハンドル右側走行、雪道・・・慣れるのに時間がかかっていて、まだ独りではちょっと怖いです。


こんなうちですが、みなさまヨーロッパにお越しの際は、ぜひ足を延ばしてニシュの我が家までお越しください。 5〜7月ごろなら気候的にベストです。 滞在中は宿泊も食事も、全部任せて! マジでマジで。