初雪とばぁちゃんさん来ニシュ

とうとう雪・・・

とうとうやってきました初雪。 今年は11月18日でだいたい昨年と同時期でした。 やっぱり南国生まれの身、「わぁ!雪だー」となるわけですよ。 2月にドカッと降ったときは、雪国に住んでいる自分が信じられなくて旅行者の気分に戻ったものでした。
しかーし! それも前の冬まで。 もはや少し憂鬱な気分の方が先立っています・・・。
初雪は湿ったみぞれみたいなものだったけど、今朝はマイナス1度で乾いた雪がふかふかと積もりました。 昨日まで電気で沸かしてマメにON/OFFしていたセントラルヒーティングのボイラーにも、いよいよ本格的に薪と石炭の火が入りました。 暖かい部屋の中から眺める真っ白な雪景色、やっぱりいいものです。 (「暖かい部屋の中から」、これ重要)


ばぁちゃんさんがニシュに見えたのは折りしもあの初雪の日。 多分ご自身で旅行記を書かれると思うので詳しくは触れないことにします。 当日は中央市場や中心街を軽く歩いて案内しました。 ばぁちゃんさんは雪を喜んでるくらいだったのに、寒がりの私のガイドだからなんかテキトーになっちゃって・・・ゴメン。


日本語クラスのIVANAの土産物屋さんにももちろん行きました。 テキストにはない「イラッシャイマセ」を教えておいてよかったなー。 さいわい、手作りの帽子がばぁちゃんさんの気に入り、「これ、ください」「はい」「いくらですか」「1200ディナールです」の会話ができました! IVANAの嬉しそうなことといったら、むしろこっちの方がニコニコしてしまったくらいです。
その晩の日本語クラスにはばぁちゃんさんにも参加してもらって、その後みんなでお茶しに行ったときにはすっかり彼女も人気者になっていました。


翌日は、「ニシュといえば」の観光スポット(?)髑髏タワーとローマ時代の遺跡メディアナ、そして車で2時間弱の山奥の修道院へ。 ヘーどーさんが見えたときに案内したのと同じコースです。 まだこのブログでこういうスポットは全然書いていないので、機会を設けて別にご紹介したいと思います。
メディアナはかのコンスタンティヌス1世の別荘。 ところで彼は、なんとニシュの生まれなのです。 へぇー、へぇー、はじセルトリビア的には100ヘぇー!と感心してたら、「ずっと前に言ったじゃん」とダンナサマに突っ込まれましたよ・・・とほほ。 そんなすごいへぇーもしばらくしたら頭から抜けるくらい、世界史苦手なんです私。 (実は「かの」とか書きながらそれも誰だっけぇーと、すっかり薄れた記憶をネットで手繰り寄せている)


ばぁちゃんさんは、それはもうたくさんの日本食材をお土産に持ってきてくれました。 実は事前に、3kgの味噌という旅行者に対して鬼のようなお願いをしていた、その上でのこと・・・ 本当に本当に、どうもありがとうございました。 大事にいただきます。


その晩ばぁちゃんさんMic'oさんを訪ねるため、夜行バスでデルベンタへ発たれました。 寒いニシュだったけど、楽しんでもらえたかな。 せめて、重いお土産を持ってきた甲斐がありましたように・・・