映画館に行ってきた

エピソード3を見てきました! 先週の日曜です。 日本じゃまだ公開はひと月も先? めずらしく日本に向けて自慢できるネタができたわー。 ほーっほっほっ。
こちらで映画館に行くのは初めてでした。 ずっと楽しみにしてた映画だし、以前の日記で「私はちゃんとお金を払って観る」と書いた手前だけど、実は行く前イマイチ気乗りしなかったのです。 なぜなら、私の周りの映画館に対する意見はかんばしくないものばかり。 「ボロい」「映像が悪い」「音が悪い」「他の観客がうるさい」「タバコを吸うヤツすらいる」・・・


ニシュにはいくつか映画館があって、今回の上映館は中心街のそのまた真ん中にありました。 よく話題作のポスターが貼ってありますが、スクリーンが一つしかないせいか、一つ一つの上映期間は数週間と比較的短いです。 上映は夕方6時半、8時、10時半の3回で、最初の回は別の映画、エピソード3はあとの2回。 チケットは大人も子供も同じ150ディナール(約250円)です。
ロビーは狭くてチケット売場の向かいでドリンクを売ってたけど、ポップコーンやパンフレットなんかはなし。 上映10分前に行った割には、特に並んでる風もなくすんなり入れました。
入ってみて、う〜ん・・・。 30年くらい前の映画館って感じ。 高鍋記念館てか?(←超ローカルネタごめん) 期待はしてなかったもののやっぱ全体的にボロい感じは否めない。 シートも布地が擦り切れてたり。 ダンナサマによると「フラッシュダンス」の頃リニューアルして以来そのままだとか。 スクリーンの大きさはまあ中くらい。 200席くらいだったけど、満員にはなりませんでした。 むー、封切直後のスター・ウォーズでこの程度の入りなのか。


時間になりました。 CMはなく、トム・クルーズの次回作の宣伝があっただけで上映開始です。 ♪じゃん! と「STAR WARS」のロゴ。 それまでのあらすじが星空のかなたに流れて行きます。 でも・・・なかなか館内の照明が消えないんです。 おいおい・・・。 やっと暗くなったのはあらすじが流れきったところから。
上映中もケータイはなるわ、子供はさわぐわ・・・ まあ、ここまでは許容してもいい。 セルビアだもんね。
でもなんと! 途中で映画の音声がなくなったのです。 この、アナキンが○○○○に××××の大事な場面で! 英語のセリフを必死で聞いてたのに、セルビア語の字幕だけじゃさっぱりわからへんがなー! 隣のダンナサマに通訳をしてもらってたら、そのうち画面まで真っ暗に。 観客からは大ブーイング。 3分くらいで映像は回復したけどまだ音声は出ず、15分位の無音状態の後やっと正常になりました。  観客からは拍手喝采。 _| ̄|○


そして映画が終わりました。 こうしてエピ4へ・・・と感慨に浸る間もなく、エンドロールがちょっと出てきたところでいきなり照明が点灯、画面も終わり、観客もさっさと出てく。 話には聞いてたので驚きはしなかったけど・・・
観客が早々に出ようが、それは別にいいと思うんです。 私もそうすることはあるし。 でもね、上映する側がカットしちゃいけないと思いません? はっきり言って私はここで「文化の違いだね」などと寛容ぶるつもりはない。 映画屋なら映画屋なりの仕事をせんかー! このイナカモノー!!


上映中断はめったにないアクシデントだったそうですが、それを差し引いてもこんな映画館じゃあ行きたくないって言われて無理もないなーと。


観客が立った後の席の下には、かぼちゃのタネの殻が散乱していました。 スナックはポップコーンじゃなくてかぼちゃのタネなんだね。