PIJACA

ニシュもようやく春めいて、市場にはたくさんの野菜が出回り始めています。 今日は、私には珍しく独りで買い物に出かけました。
市場はセルビア語でピヤッツァ(pijaca)。 卸売市場じゃなく、産直の個人商店が集まって野菜や果物を一般に安く売っているところです。 街には所々に大小のピヤッツァがあり、大きなところでは洋服や日用品、化粧品などを扱う店も出ています。
うちに一番近いピヤッツァはあんまり大きくないけど、スーパーの隣にあって便利なのでよく利用しています。 体育館みたいな建物で、市場の出るホールの壁周りに日用品のお店が入って囲んでいるという造りになっています。
市場


少しでも歩くスピードを緩めようものなら、必ず「いらっしゃい」「何探してるの?」「ほうれん草?」みたいに声をかけられます。 優しそうなおばちゃんの店を選んで、パプリカ10本とキュウリ3本を買い、写真を撮らせてもらいました。
3月25日の日記で、初トライした野菜の話をしましたが、今日はその撮影にも成功。
左の写真の手前がパシュカナッツ、その奥はセロリ、そして右の写真が根菜煮込みセットです。
パシュカナッツ、セロリ、根菜煮込みセット
根菜煮込みセットは、どうやらできの悪かった野菜のいいとこだけ切り取って束にしてる感じ? あ、「根菜煮込みセット」は私の勝手な命名で、本当はゼレネ(zelene; 緑色の意)と呼ばれてます。 全然緑じゃないけど。


パプリカは色や形の違う何種類かがあり、セルビアでは年間通じて一番よく食べられる野菜じゃないでしょうか。 サラダや酢漬け、焼いたり煮込んだり、乾燥保存したり粉末にしたり、それはもうたっくさんの料理があります。 今日買ったパプリカはシシトウのでっかい版みたいなやつで、味や時々当たり(激辛)があるところもシシトウに似てます。
キュウリは日本のより太め。 写真では比較のためにタバコ(なぜか峰)を置いてみました。
パプリカとキュウリ


これで270ディナール(500円弱)は高かった。 まだ季節的に早いからかな。
よく、市場では値段の交渉が当たり前とか言われますが、これまでダンナサマと買い物に行った限りでは、そんなやり取りは聞いたことがありません。


外では、市場の場所代を払いたくない(?)人たちが、ずらっと露天で商売をしています。 結構こっちでもいいもの売ってたりするのです。
露天の店


スーパーマーケットのことも書こうと思っんだけど、今日は長くなったし、もう少しいい写真を撮りたいので次の機会に。