ニシュの日本文化月間

2月、ニシュで日本文化月間(MESEC JAPANSKE KULTURE)というイベントが行われました。
世界の興味深い文化を紹介するという趣旨で運営されているNGOの団体が、今回日本を取り上げたものです。


初日は日本大使を招いてのスピーチに始まる開会式。 会場ホールには、平日の午後にもかかわらずおよそ100人の人々が集まり、続けてあった現代の日本の様子を紹介するビデオには、けっこうみんな興味津々で見入っていました。


ニシュには盆栽クラブがあるそうで、その会場では会期中ずっと盆栽の展示が行われていました。 ほっほー、なかなかやるじゃんーと眺めてると、たまたま会場に居合わせた人に、どうやってあんな小さい木を育てるの?なんて聞かれてドギマギ。 「さぁー、樹齢100年超えるのもあるそうですが・・・」というくらいで結局何も答えられない私(汗)。
また、俳句クラブや武道クラブ等からのレクチャーも行われて、内容はかなり盛りだくさん。 折り紙のレクチャーでは、ノビ・サドの折り紙クラブからわざわざ講師を招いてのものだったそうです。 良かったー私にお声がかからなくて。 鶴しか知らないんだもん☆


毎週1本ずつの日本映画の上映会では、計5本ほどがピックアップされてました。 まあベーシック?なところで黒澤明小津安二郎溝口健二小林正樹の作品が。 「Ghost in the Shell」もプログラムにありました。 私は「雨月物語」を見ようと夜8時の上映開始にでかけたのですが、いきなり入口が閉まってて真っ暗! なんと映画館のストライキで中止となったのだそうです・・・。 当日ローカルラジオで告知したそうですが、やっぱり同じように何人が入り口でガッカリしてました。 結局代替上映もなし。 ちなみにそこは、1月にハリー・ポッターを見に行った映画館でした。 あのときは暖房が不十分で寒いのが辛かったなあ・・・ 館自体がお約束どおりボロボロなのはしょうがないけど、雨月物語みたいな映画には雰囲気的にアヤしさ倍増でピッタリだったかも・・・?(^^;) 返す返すも残念。


主催者の話では、全体通してどのイベントも結構盛況だったそうです。 日本文化というよりは珍しいものに対する興味なのかもしれないけど。 こちらでは日本といえばSONYだとかTOYOTAだとかの工業製品がイメージ的に強く、あとはアジアの他の国との違いがよく分からなくて混然、みたいな感じ。 こういう場で日本的なところに触れてもらえたかなと思うと、ちょっとうれしい気もしますよねー。